未来を読む力 |
| 企業が存続するためには、「未来を見る眼」が必要です。 「未来を見る眼」と、一言で言ってしまえば簡単ですが、具体的にどうやって未来を見ればいいのという話になると、狐につままれたような感じになり、思考がストップしてしまうのではないでしょうか。 世間の経営指南書は、未来を見る眼が必要であることまでは書いているけど、それから先はどうするのかという段になると、商品やサービスの種類も違うし、業態も違うので、それぞれ皆さんで考えてくださいというふうにスルリとかわされてしまう。講演会でも、経営コンサルタントの話は、とてもなめらかな口振りで、聴いていると元気が出てくるのですが、耳障りのよいカタカナ用語は、家に帰りつくまでに忘れてしまう。あるいは覚えていても、目先の忙しさの中に埋もれてしまい、自分の仕事とは無縁に思えてくる。また、経営改善とか、革新など、これまで何度も耳にしているけど、実践となると何から手をつけていいか、いつからやればいいのか、わからない。そういう経験をしたビジネスマンは多いのではないでしょうか。 |
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このメールマガジンは、わかりづらい専門用語を使ったり、カタカナ語でごまかしたりせずに、できるだけ身近な話題でわかりやすく伝えることをモットーとしていますので、「未来を見る眼」を、もっと掘り下げて考えてみることにします。 私たちは、いろいろな心配事をかかえて暮らしています。子供のこと、親のこと、融資のこと、病気のこと、従業員のこと、税金・・・数えだしたらきりがありません。心配事で大事な時間がとられてしまう。目先の忙しさでゆっくり考えるひまなんかない。未来のことなど、時間的にも、経済的にも余裕がある学者が考えていればいいのだと言いたくなる経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。身の周りには気になることが多すぎますね。 周りを見渡せば心配事や悪い話だらけです。未来のことを考えるより、現実に起きている問題に対処する方が先とあなたは言いたいかもしれません。そこから、まず、あなたは抜け出さなければ、状況はいつまでたっても変わらないと思います。 未来を考えることができないのは、実は、他人や環境のせいでなく、あなた自身があまりにも「状況依存型」であるからだと思います。つまり、今そこにある問題や状況に関わっている方が、将来のことを考えるより、ずっとエネルギーを使うことはないし、楽だし、よそから見てもさぼっているように見えないし、安心していられるからです。 ところが、10年後の自分や、会社の将来のことを考えるとなると、ぼんやりとしてしまって、他愛のない空想は抱いても、明確な構想は描けないと思います。将来を考えることは、大変なエネルギーが必要であるということを、まず肝に銘じてください。「状況依存」ではとても無理です。「状況依存」は現実と向き合っているように見えて、実は、単に現実に振り回されているだけで、そこにいるのは自立性あるいは主体性のない自分です。 |
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| 未来戦略に必要な第一歩は自立性あるいは主体性を持つことです。 状況にすぐ反応するのではなく、状況を受け、それを客観的に分析し、状況あるいはピンチから抜け出すための手段を考えだし、それを計画・実行することができる自立性あるいは主体性を持つことが必要です。 つまり、状況−反応はやめて、状況−分析−計画−実行と、自分が影響をうける側でなく、状況に対し、逆に自分から影響を与える立場になれるよう、自分自身を変える努力をすべきです。主体性をもって、状況に働きかけるという技は、一朝一夕には身に付かないでしょう。 ですから、日頃から絶えず意識して、状況に流されることなく状況に主体的に対峙できるよう少しずつ実践していくことが大事です。コツは、すぐに反応しないこと。絶えず「自己」を意識にのぼらせ、状況に接するような習慣を身につけることです。そうすると、毎日考えても埒があかないことをいつまでも、くよくよと考えることはなくなります。そして、確実に未来を読む力がついてきます。 |
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