先が見えない現代に求められる「ドメイン」 |
| それでは、もう少し「ドメイン」について、わかりやすく説明しましょう。 今年の2月20日に毎日新聞に記載されたウェブ制作会社社長のインタビュー記事を紹介します。この社長さんは企業のホームページは、ただきれいに仕上げても、全く売り上げの貢献にはつながらないと言い切ります。 この制作会社は、ウェブも制作するが、そのウェブが魅力あるものにするため依頼先の会社の経営のあり方まで変えていこうとするコンサルタント業務に手がけています。 ただ、ウェブを制作することがこの会社の「ドメイン」であったら、ソニーなどの大手企業のウェブを制作する会社には成長しなかったといえます。 この会社のドメインが、単にきれいなウェブを制作するだけでなく、お客さんがウェブからも来てくれるように、経営方法までコンサルタントを行うことで、企業価値を高めることができたのだと思います。つまり、ウェブを制作するのではなく、顧客が必要にせまられて訪れるウェブが提供できる会社とは何かを創造することに「ドメイン」を設定したことが、成功につながったのだと思えます。 きれいだからいって、ホームページを見に来るような人は誰一人いない、必要だから見に来る。役に立つから見に来る。多少見栄えが悪くても、文句を言いながらでも見に来る。そういうサイトが必要であると、インタビューの中で社長は答えます。 ---------------------------------------------------------------- インタビューに答えるキノトロープ社長の生田昌弘さんは、自分の事業領域をしっかり見据えていらっしゃる方だと思います。生田社長が説くアナログ的サイトの考え方は、たぶん社会に訴える力があると思いますし、社員も同調する考えであると思います。だからこそ「企業の正義」といえるでしょう。 自分の会社のドメインは「webをきれいにデザインすることだ」と設定している会社は、多くのライバルと、きれいなwebづくりを競わなければならないし、時には価格を下げて顧客を獲得していかなければならない。しかし、見方を変えると、キノトロープ社のように、事業領域がぐんと広がることもあります。 |
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