TOP 時間管理術養成 リーダーシップ養成 目的別厳選リンク集 プレゼン力養成
ビジネス書紹介 相互リンク
中村修二の仕事術

 中村修二。1954年生まれ。徳島大学工学部を卒業して日亜化学工業に就職。他の同級生が大手一流企業に次から次に就職するなか、すでに学生結婚をし、所帯を持った中村は、徳島の小さな企業に入社。

 そこで実験室とは名ばかりのバラック小屋で研究の日々を過ごす。同級生は研究発表や学会の話で盛り上がるが、中村は一人、地方の小さな会社で地味な実験を続ける。ときどき失敗し爆発したときは自分自身で破片を掃除し、実験装置も自分で溶接して復元する作業から始める。

 中村は「俺の人生は終わった」と思った。

 中村は、会社の命令を無視して、前人未踏の「青色ダイオード」の発明という偉業を成し遂げる。発明に対する中村への報酬は2万円。会社に見切りをつけアメリカに飛び、カリフォルニア大学の研究者となる。
その後、日亜化学と発明への対価をめぐって裁判になり、東京地裁が中村氏に200億円の対価を払うよう会社に命じたのは有名な話だ。


 中村氏は、過去を振り返って、自分の仕事術を紹介する本を発行した。

「成果を生み出す非常識な仕事術」 中村修二
 株式会社メディアファクトリー 2004.5.15発行

 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840110832/jouhounetto-22

 前出のように、中村氏はエリートではない。大学の同級生は名の知れた企業に就職し研究発表や学会の話などで盛り上がっている。一方、既に妻子持ちの中村氏は、地元の中小企業に就職し、予算を切りつめらながら細々と地味な実験を続ける毎日を送る。

 はじめは実験も失敗続きであったが、やがて世界的な「青色ダイオード」の発明に結びつくのは、中村氏に言わせれば「非常識な仕事術」にその秘訣があったのだろう。

 中村氏の書いた本の内容は、これまで弊紙メルマガで扱ってきた仕事術と共通するところが多いので、今週の特集「ビジネス効率アップ大作戦」の仕上げとして中村氏の著書を紹介させていただく。

▼人にこだわれ 中村氏は同僚、部下をとても大切にする。部下の自由な発想に任せるが、責任は自分が持つ。また、「こうやりなさい」と部下に指示するときには、必ず自ら手本を示す。年が離れた若い部下とも友達感覚で冗談を言い合う。

 あるとき、社長が目先の利益を得たいため、まだ完成していない、不完全な状態の青色ダイオードの商品化に踏み切ろうとしたことがあった。

 中村氏は猛然と反対した。

 社長が直接、中村氏の部下達に社長命令を下した。そのとき、社長の命令には絶対服従であるはずの社員達も皆、中村氏の味方をした。


 中村氏はイエスマンよりも、中村氏に議論をふっかける者を大事にする。自分の意志を持たない者は、大勢に押され、まわりの者まで道連れにしてしまう恐れがあるからだ。社長の顔色ばかりうかがう中間管理職についた部下は不幸である。中村氏が中間管理職であったからこそ部下達は社長に楯ついてまで中村氏を信頼し、そして付いていったのだ。

▼時間にこだわれ 中村氏は、量子力学の世界ではすべての物質を波動周期で表すことができるように、人生にも周期があると説明する。

 ひとつのことに、とことん5年こだわれば、必ずものにできると説く。
20年あれば、4つのスペシャリストになれるそうだ。

 ときには、安全な道ばかりでなくどん底に落ちてみる経験も必要だ。
どん底に落ちないと見えてこない「発想」がある。あとは、その「発想」を手に、はい上がるしかない。だから、どん底は「成功のチャンス」ともいえる。

 中村氏は時間を無駄にする会議を極端に嫌う。朝の2時間をとても大切にする。朝は、ノイズもなく、頭もクリアで考え事をするには最適の時間と断言する。忙しくて残業しても仕事がはけそうにないときは、今よりも1〜2時間早く出社すれば、誰にも邪魔されることなく、仕事に集中できるので、仕事がはかどって残業せずに帰ることだってできるそ
うだ。

中村 修二 氏の略歴等

▼自分にこだわれ
 好きなことにこだわるべきだ。もちろん、野球が好きだからと言って「イチロー」にはなれない。しかし、野球は選手ばかりなく、審判、マネージャー、スポーツメディカルの専門医師、伝記作家、スコアラー等、見渡せば、いろいろな道で野球を極めることができるのだ。だからこそ、好きなことにこだわり、それを職業にすることで、無限の可能性が自分の前に広げてほしいのだ。

 自分にこだわり、人と大いに衝突しろと説く。人との議論の中からいいアイデアが生まれるからである。日本人は一般的にディベートが苦手で、人前で発表するのは得意でない。中村氏によれば、それは日本の教育が「減点主義」であることに直接原因しているのだと説明する。

 減点だろうが、だめであろうが、自分を積極的に前面に出し、がむしゃらにがんばるのが、独自性を育てる大切な要素であると中村氏は主張する。

▼キャリアにこだわれ 中村氏は、日亜化学工業で「スキルアップ講習会」に度々参加させられ、「スキル」について意味を考えるようになる。「スキル」とは大辞林によると「訓練して身につけた技能」となるが、「資格」は「スキル」ではないと断言する。「スキル」とは「蓄積した能力」であり、自分が本当に好きなことを深く極めたときに、自然に生まれてくるのだというのが中村氏の説である。


毎日、あなたのスキルアップに必要なノウハウを無料で提供。創刊記念プレゼント実施中



購入はこちら
成果を生み出す非常識な仕事術
中村 修二 (著)

価格: ¥1,365 (税込)

目次

第1章 人にこだわれ
第2章 時間にこだわれ
第3章 自分にこだわれ
第4章 金にこだわれ
第5章 キャリアにこだわれ
第6章 成功にこだわれ

中村 修二
1954年生まれ。79年に徳島大学工学部電子工学科修士課程修了。日亜化学工業へ入社。93年に世界初の高輝度青色発光ダイオードの実用製品化に成功。95年に青色半導体レーザーの室温発光に成功。99年に日亜化学工業を退社し、2000年2月より米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校材料物性工学部教授。著書多数

まぐまぐちゃん   毎日スキルアップ通信(毎週月〜金) *無料
「毎日スキルアップ通信」を毎日読めば

「企画力」・・・わかりやすく、説得力ある企画書作成が可能
「プレゼン力」・・問題点に鋭く迫るプレゼン秘訣伝授
「タフネス」・・・マインド、「気」、「武士道」思いのまま
「速読術」・・・ドキュメント、報告書の内容を瞬時に理解
「記憶術」・・・右脳、イメージ活用による記憶力増強
「ディベート力」・・・論理思考力強力により必ず敵を論破
        等々、あなたのビジネスウエポンを磨きます!
【読者の声紹介】

○四十代の主婦です。ちょっと堅いお話でも、ぐいぐいと引き込ま れて読んでしまいます。どうしてでしょうね、面白いんです。
 2004.5.19

○配信頂いてからまだ間もないのですが大変参考になるノウハウが 疑縮されておりいつも楽しみにさせていただいております。
 2004.6.2
メールマガジン登録
メールアドレス

メールマガジン解除
メールアドレス