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世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ


第1回配信内容 「世界の中心で、愛をさけぶ」

 出張先で、会議が予定時刻よりも早く終わったので、久々に一人で映画館にでも入ろうと思い繁華街をぶらぶらした。「ホーンテッドマンション」、「名探偵コナン」・・・どれも入る気がしない。半ばあきらめかけたときに「世界の中心で、愛をさけぶ」の文字が目に入った。作者の片山恭一は私と同年代の人で、甘っちょろい若者受けの作品などよく描けるなと思っていたので確かめたくなった。40代のおじさんが一人で入るにはちょっとした勇気がいる作品だが歩き疲れてもいたので入ることにした。ウイークデーの昼下がり、興行成績一位であっても地方都市の映画館の中は閑散としている。アベックがお互いのテリトリーを侵害しないようまばらに陣取っている。邪魔しないように端の座席をとり腰をかがめ画面を見上げた。開始から10分ぐらいは過ぎていたが、ストーリーはわかりやすく、目の前で高校生の甘くて切ないプラトニックラブが展開されていく。しばらく観ていて不思議な気持ちになる。40代が観ても違和感なく懐かしく思えるこの映画が今の若者に受けるのはなぜだろう。女子高生の40%近くがセックスを経験しているとの統計が出ている現代にあって、甘くて切ないプラトニックなストーリーが、どうして今時の若者に受けるのだろう。「世界の中心で、愛をさけぶ」は、映画に出てくる高校生を息子や娘に持つ世代にもぜひ観て欲しい作品だ。この映画を観て素直な感想を娘や息子と語り合うことができたら、親子の一層のスキンシップがはかれるかもしれない。

 物語の中で、いつまでも昔好きだった人のことを大事に思い続ける写真屋の店主(山崎努)と、やがて女生徒が発病する白血病により生と死に引き裂かれる運命にある若いカップルとのからみがうまく描かれている。つまり、初老の写真屋のおやじも、主人公のカップルも、これを観ている「私」も、それぞれ年代は違いこそすれ、恋愛に関して同じ情報構造(スキーマ)を持っているのではないだろうか。だからからこそ、お互いに感動を共有することができるのだろう。「今の若い者は」と我々が若者に言うように、我々も20代の頃は先輩達に同じように言われていた。しかし、20代も40代も60代も、体験や学習で培われてきた情報構造は本質的に変わらないのだ。違うのは切り口だけではないだろうか。本質的なものの切り取り方次第で、若者の共感を生み、あるいはベストセラーになるのであって、根元的な中身は「源氏物語」や「万葉集」の時代から変わっていないのだと思う。

 上司と部下、あるいは親と子の関係において、年相応に見られたいから、バカにされたくないからと自分からバリアを高くするのではなくて、違う時代に生きたのだから言葉遣いも記憶も違うのは当たり前であって、ただ本質は同じなのだからと素直に自分を見せ、はっきり意見を伝えるようにしたら、世代のギャップはあっても、よい人間関係が築くことができるのではないだろうか。





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「世界の中心で、愛をさけぶ」 朔太郎とアキの記憶の扉 

価格: ¥2,500 (税込)


内容紹介
原作で描かれている主人公・朔太郎と不治の病に死するアキの物語にフォーカスをあてたストーリー・ボード。朔太郎とアキの青春映像を本編映像、メイキング、美しい実景などのストック映像から選りすぐりの名場面で構成、原作の名セリフを森山&長澤が新たにナレーションを加えた 『世界の中心で、愛をさけぶ』 青春編の映像詩。

《監督》 行定勲
《キャスト》 長澤まさみ 森山未來 大沢たかお 柴咲コウ

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
行定勲監督が、ベストセラー小説「世界の中心で、愛をさけぶ」の主人公の未来を描くことで大胆に映像化した2004年5月公開予定の作品のガイド的映像集。メイキング、名場面を中心に、監督によるナビゲート映像、みどころ紹介、インタビューも収録する。


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 映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」のなかで、主人公の朔太郎は白血病の病状がかなり進んだ亜紀を病院から連れ出し、世界の中心と言われるオーストラリアの「エアーズロック」に旅立とうとするが、悪天候のため東京行きの飛行機にさえ乗れず、亜紀は疲労して空港で倒れてしまう。見果てぬ夢の大地となった「エアーズロック」は、オーストラリア大陸の中心部にある一枚岩でできた大きな岩山である。そこは古くから神聖な山として地元の人に崇められており、世界の中心と言われても納得できる雰囲気を醸し出している土地である。

 2人が無人島に一泊旅行をしたときに、廃墟となったホテルの中で未現像のフィルムを見つける。思い出に持ち帰り現像したところ美しい「エアーズロック」が映っており、2人でエアーズロックに行きたいと思うようになる。エアーズロックは、偶然見つけたフィルムの中に収められていた風景写真に過ぎず、2人にとってそこに行かなければならない必然性はないのだが、恋愛の中にある2人はこれを意味のあるサインとして受け取ったのである。甘くせつない邂逅の中で、2人にとって意味のない情報はまわりには何もなかったに違いない
 情報収集の極意は、するどい感受性をもち、アンテナを張りめぐらすことである。恋愛には情報を求める強い力がある。たとえ片思いであっても好きな人にはその発信するサインを何一つ見逃さないよう集中力を向けるはずだ。つまり情報を収集するための一番の近道はその対象を好きなることにほかあるまい。情報感度の優れた人は、いろいろなものに興味を示し、それを探求することをいとわない。

 人間は食べ物と同じように情報を生命の糧としている。普段は意識しないが、もし閉じこめられ情報から遮断されてしまったら生きながらえることはできない。情報を得て、それを自分流に解釈して行動を決定する。その繰り返しをしながら人間は生きている。今日一日のこれまでとった行動を思い起こしてほしい。行動の前に動機があり、動機の前に情報があったはずだ。目の前を、運命が変わるほどの大きな情報が横切ったのに見逃してしまったのかもしれない。あるいは、アンテナの調子がよく、いろいろな情報を得てそれをうまく処理することができている一日なのかもしれない。情報を得る力、それを解析する力、そして行動する力、いずれも生きていくために必要な力でその大小がその人の運命を決める。これらの力の正体は、人を好きになったときに内から湧き出る力を思い起こせば、イメージとして捉えやすいのではないだろうか。