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空間イメージ力を高める法
 長い桁数の数字や文章はなかなか覚えにくい。直線的かつ時系列に文字や数字が並べば、それを覚えるために要する時間は、読む時間の数倍かかり、文字や数字が増えていけば、読む時間は直線的に伸びるが、覚える時間は加速度的に増えていくだろう。何度も音読を繰り返せばいずれ暗記することはできるだろうが、時間がかかりすぎ効率が悪い。このような場合、言葉が得意な左脳だけでなく、図形認識が得意な右脳の力も借りて、記憶の省力化を図るべきだ。

 数字を覚えるときいったん語呂合わせをして文章化する。その文章を情景(イメージ)から思い出せるようにする。例えばルート5の解「2.2360679・・・」を「富士山麓にオウム鳴く(ふじさんろくにおうむなく)」に変身させると、情景として脳裏に浮かべることができるようになる。
 人の名前を覚えるのは苦労しても、人の顔を覚えるのは苦労しない。人の名前は、人の顔に比べれば、ほんのわずかな情報量でしかない。しかし人は名前より情報量が多い顔を覚える方が得意だ。記憶に関してはイメージで覚える方が得意なようだ。だから、無意味な文字や数字の羅列をイメージに結びつける訓練を行っていれば、覚えたい事柄をイメージとしてとらえ記憶することができるようになる。

 あなたの家から会社あるいは学校までの道筋を空想の中で歩いてみてほしい。歩くにつれ、周りの風景がどのように変わっていくか頭の中でできるだけ詳しく思い出してみる。また、歩いている自分を上空から俯瞰してみたり、前方からのアングルでバックの風景を映し出してみたり、自由にカメラ位置を変えながらシミュレーションを行ってみる。次に英単語でもなんでもいい。シミュレーションを行った道筋を実際に歩きながら英単語を繰り返して覚えて欲しい。単語のひとつずつをどこで覚えたか場所を単語帳の余白かメモに残しておく。さて、家に帰り復習するとき、今度は空想の中で散歩しながら、単語の意味と、その単語を覚えた場所の風景もいっしょに思い出すように試みていただければ、空間に配置して覚えた単語を思ったよりもたくさん想起することができ驚くことと思う。

 単語をノートの平面にではなく、広く自分の知っている空間に配置してみる。これもイメージ記憶法の代表的な手法である。いかに人がイメージとしての記憶に強いか実感することができる。
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目次

まず学習する方法を学ぶ
速読力をつけるポイント
ノートのとり方とマインド・マップ法
憶える力を強くする
想像力と連想法で記憶力アップ
関連性をリンクさせる効用
映像化してとらえる
頭の中の旅を楽しむ法
数字を言語化してみると
科学という抽象的な世界
化学記号を解くには
外国語
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【読者の声紹介】

○四十代の主婦です。ちょっと堅いお話でも、ぐいぐいと引き込ま れて読んでしまいます。どうしてでしょうね、面白いんです。

○配信頂いてからまだ間もないのですが大変参考になるノウハウが 疑縮されておりいつも楽しみにさせていただいております。
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