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文字をイメージ化する技術
 簡易な文章や、定型文書あるいは結果のわかっている新聞記事などは、3行同時に読んでもある程度内容をつかみとることはできる。しかし、不定型な文書や、目新しいプロジェクトの企画書、新聞の社説などは、三行読み1回で内容を理解することは難しい。ビジネスの世界では一行速読の技をつけるだけでも十分ライバルに差をつけることができる。一行読み速読法を学んでいる者とそうでない者とは、一定の時間に読むことができる文字数が断然速読法を学んだ者の方が多い。時間との闘いともいえる現在のビジネス環境にあって、ドキュメントを誰よりも早く読み取り、情報分析、意志決定にあてる時間を増やす手法を身につけることが、ライバルに差をつける一番の条件といえる。

 他人が書いた文章を読むというのは、なかなかつらい作業だ。物書きのプロならともかく、一般人の書いた文章は、どうしても独りよがりのところがあり、書き手が、読み手と波長が合わないタイプであったりすると、解読に時間がかかることになる。
プロならともかく、一般人の書いた文章は、どうしても独りよがりのところがあり、書き手が、読み手と波長が合わないタイプであったりすると、解読に時間がかかることになる。

 万人の書いた文章を速読できるようになるまで訓練することは人生の修養と同じだ。わかりづらい文章に対し冷静かつ沈着に読み解くには相当の忍耐力を要する。ある程度、書くことに自信がある者は、へたな文章に接すると「添削の心」が湧いて出る。相手の伝えたいことなどおかまいなしに、文章の欠点を直すことに注意が向いてしまう。あなたの上司にもそういう人はいないだろうか。それは弱い心の表れだ。優位に立ちたいと思う心が先に立ち、あるがままに理解しようとする優し心が隠れてしまう。人を許す心、大きな器がなければ、速読も上達はしない。

 y(理解力)= ax  
            aは係数
            xは入力値

 速読にもこの式はあてはまる。心が弱っているとaの値が小さくなり、いくら入力しても大きなyの値を返すことができない。優しく強い心が宿るように人生修養が必要だ。

 仕事場でいつも精神集中ができればいいのだが、実際は横で電話が鳴ったり、上司や同僚に話しかけられたりなどで、なかなか集中ができない。気になることがありすぎると一行読みでも中身は頭に入っていかないことになる。

 精神集中力は速読の上でも記憶の上でも重要なファクターである。来週はこの集中のパワーについて、「気」の力や、「右脳」の活用法を中心にお話を進めていきたい。
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目次

記憶の歴史―古代から現代までの概略史
記憶の迷路へ―記憶形成のメカニズムを探る
覚える技術、思い出す技術―記憶力を強化するために
いろいろな記憶法―記憶のテクニックを知ろう
記憶の活用―日常生活に生かす記憶テクニック
記憶の宮殿へ―記憶の力で豊かな人生を

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【読者の声紹介】

○四十代の主婦です。ちょっと堅いお話でも、ぐいぐいと引き込ま れて読んでしまいます。どうしてでしょうね、面白いんです。
 2004.5.19

○配信頂いてからまだ間もないのですが大変参考になるノウハウが 疑縮されておりいつも楽しみにさせていただいております。
 2004.6.2
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