リーダーシップ
 あなたは、仕事を手際よくさばくことができ、人間的にも穏やかで、人から好かれるタイプではありませんか。このため、いつも上司や同僚があなたをあてにされており、ちょっと油断するとあなたの周りは、いろいろな相談事や頼み事でいっぱいになってしまい、自分のことを「器用貧乏」だと、うらめしく思ったことはありませんか。

 仕事ができるからといって、仕事がたくさん自分の周りに集まってきて、かえって本来の仕事に支障が出ているというようなことでしたら、そのことをもって威張るのは筋違いというものです。何でもかんでも仕事が集まってきて、身動きできなくなることがマイナス評価になることはあっても、決して上司からプラス評価されることはないと思います。

 つまり、人から頼まれれていやといえずに、会社に損害を与えかねないほど、自分の世界に引きこもってしまうような社員は、いくら器用であっても会社にとっては「お荷物」でしかないからです。取り立てて急ぐ必要もないと思われる仕事を、酒の席で上司から頼まれ、いやと言えなかった「あなた」は、あの時は仕方がなかったなどと言い訳をせず、素直に自分に足りない能力が何なのか考えてみるべきです。



 そういうケースにおいて足りないのは「リーダーシップ能力」ではないでしょうか。リーダーシップは、上司が部下に発揮する場合に限らず、同僚どうしや部下から上司に対しても発揮される行動のパターンであると理解してください。

 リーダーシップとは歴史上の武将や将軍が生まれつき有している資質とか能力のようなものではなく、技術的に習得可能な「行動のパターン」であると考えてください。


行動からリーダーシップをめざせ

●歴史を動かすほどの資質や能力は誰もが備えているものでなく、それらの幻想にとらわれている限り、何も成し遂げることはなく、何者にもなることはできない。
●リーダーの行動はどうあるべきか絶えず考え、明日からでも実際に行動に移すことが大事である。
●ビジネス世界が求めるリーダーシップは、自己訓練で誰にでも必ず手に入れることができる普遍性を備えたものである。

リーダーシップとは何か?
●「一定の目標を達成するために、個人あるいは集団をその方向に行動づけるための影響力の行使」である。

リーダーシップの特性
●ビジネスの世界で活躍するリーダーの行動をよく観察し、その中から共通の特性を導き出す研究はよく行われている。


 リーダーシップとは、
 「一定の目標を達成するために、個人あるいは集団をあるべき方向に向かわせるための影響力の行使」と定義することができます。
つまり、個人の資質や能力に着目するのではなく、「影響力の行使」=「行動」と捉えれば、それは本人がいつも心がけ、訓練することで、身につけることができる能力であるということができます。あなたがそのリーダーシップを身につけることができたなら、あなたの身の回りにある仕事を上手にコントロールし、最も効率的な方法で、自分以外の者と仕事を分担しながら、一人でなんでもこなす頃の自分と比べて驚くほどビジネス能力を上げるに違いありません。

 「いつの日か見てろよ!上司になれば部下をこき使って楽になってやる」などと思っている人は読者の中にはいらっしゃらないと思いますが、部下でも同僚でもあなたに率先してついてきてくれるのは、あなたが高い志(こころざし)を持っていると感じたときです。志の低い者には職制上、一応は従ったふりをしますが心の中では舌を出しているものです。

 
 次にリーダーシップに必要ないくつかの特性を表してみます。
自 信   同じ事を話すのでも、自信を持って話されるのと頼りなげに話されるのでは、ずいぶん受け取り方が違うものです。相手を説得しようとするとき、それにまつわる知識をふんだんに持ち、いかなる反撃にも対抗できるような材料を全部揃えていれば、誰だって自信を持って始めることができるでしょう。でも、普段の仕事の中で、いろいろな課題やスケジュールに追われる者にとって、完璧な準備などなかなかできないものです。
 そこで、相手に説得しなければならないとき、それを行う者によって効果に差が出てきます。これまでのリーダーシップに関する研究事例で、最初に上げられるリーダーシップの特性は、この「自信」です。堂々と意見を言って、相手から強烈な反撃を食らったとしても、周囲の非難を浴びたとしても動じない「性格的強靱性」も含まれます。つまり、どのような状況においてもストレスに耐える力がリーダーには必要なのです。


決断性 いつまでも、くよくよ悩み続けて、決断がなかなか下せないようですとリーダーとして失格です。決断は早合点とは違います。状況を素早く分析して合理的態度を持って、部下に方向性を示す能力が求められます。
そうは言っても、決断を下すとき、いろいろな危惧が伴うし、あきらめなければならない他の選択枝も気になるし、結果に対し責任も負わされます。これらを一瞬にして飲み込む器量の大きさが備わっていなければなりません。



社交性
  リーダーたる者、人とのつきあいを進んでできる者でなければなりません。プライドが高すぎて、傷つくのが怖くて人と上手に接することができない人がいますが、自分に都合のいい者を周りにはべらせて、気にくわない者を遠ざけてしまうようなリーダーの率いる会社の将来性は真っ暗です。なぜなら、そのリーダーには耳障りのいい情報しか集まってこないので、企業を取りまく厳しい経営環境を感じないまま、誤った舵取りをしてしまう危険性が大きいからです。多用な意見を素直に取り入れることができ、誰もが、いろいろな意見を具申したくなるような雰囲気をつくれるリーダーであることが重要です。


活動性 優れたリーダーはエネルギッシュである。

責任感 相手方から信頼性を得ることができるだけの責任感を有することのリーダーの条件である。

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「気」の本質を理解し、「気」を仕事や生活で活かすことができるようになると、やる気、モチベーション、対人関係、すべてが改善されます。


リーダーには2つの機能がある。

@仕事について細かいところまで指示・・・仕事中心、仕事志向
A人間関係について配慮・・・従業員志向、人間関係志向

リーダーの機能について新しい考え方
@情報の収集・伝達

義元は、桶狭間の松林に休憩して、戦況を聞きつつ昼食をとっている!

 大事な情報が集まらないトップはリーダーとはいえない。

 収集された情報を取捨選択して部下に効果的に知らせる。

A信頼性
専門的知識を有する。部下を公平に評価できる。

理想のリーダーシップを問われると、どうしても戦国武将など歴史上の人物を想像してしまいます。実際に誰も歴史上の人物に会ったわけではないのですが、TVや映画で演じられていますので、それらからくるイメージをどうしても払拭することができず、現在活躍している人物よりも、すでに過去の人でこの世にいなく、TVや映画で嘘か本当かわからないような故事、伝説まで取り入れられ放映されている虚像の人物の方がより多くの人から畏敬の的にされるようです。そのような歴史上の人物は、時代とともに伝記も人々に残った思い出も物語風に脚色されていきますので、現実とはかなり違った人物像になっているに違いありません。タイムトラベルするわけにはいきませんので、それらの虚像をリーダーシップの模範として追い続けるケースが結構あるのでないでしょうか。

 この虚像をリーダーシップの模範として追い続ける習慣は、子どもの頃の夢ならまだしも、いい大人がいつまでも抱き続け、追い求めるものであってはいけません。現実の世界ではとてもまねできないし、無理してまねしても息切れをおこしてしまうに違いありません。リーダーシップを生まれながらの資質として捉え、自分にはその才能があるがごとく無理していると、行き詰まったときや挫折を味わったときの傷口が大きすぎて、立ち直れなくなるかもしれません。

 「自信」、「決断力」、「社交性」は資質ではなく、日頃からの行動によって獲得することができる「特質」なのです。出世とか社会的な地位などと混同してしまいますが、リーダーシップは、別に偉くなくても、毎日の行動の中でリーダーシップの特性をいつも思い描き、一つ一つの出来事に丁寧に対処していけば、はじめはまねごとでも、いつの間にか行動も板に付き、本物の特性として身につけることになると思います。

現代に求められるリーダー像

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部下の育て方

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