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三行読みを可能にする条件
 三行読みを可能にするために、誰でも思いつくのが目の訓練である。ひとつは、眼球をいかに速く動かせるかにかかっている。目の移動に意識が向くようではまだまだ訓練が足りない。目に神経が集中すれば情報の入力がおろそかになる。日頃から練習を繰り返していればあまり意識をしないでなめらかに動くようになる。音読(黙読)しようとして視線が単語の上で立ち止まるようなことはなくなる。文章の上をなめらかに視線を移動することができるようになったら、次の段階として、視線を移動させながらフラッシュバックのように単語を次から次に拾うことができるようになるまで、さらにスキルを向上させなければならない。
 ところで、三行を同時に視野に取り組むことができるようになるためには、速く眼球を動かす運動のほかに、周辺視野を広げる練習もしなけらばならない。これは前方を向いていても視線を動かすことなく、左右の見える範囲を広げていく方法である。これも訓練により視野を広げていくことができる。これは私の体験からいえば、この視野を広げる訓練を続けているときは精神を集中することができ、仕事の効率が上がるようだ。

 さて、三行読みを本気で習得しようと言うのなら、目の動きや視野の拡大だけではだめだ。三行を同時に読むというのは、人の話を3人から同時に聞くと同じ意味である。ゆっくり読んでいては何のための三行読みかわからなくなるので、一定の速度を保持したままの三行読みは相当の精神力が要求される。

 三行読みの最大の壁は、視線を走らせ、文中の単語を認識したとしても、走り読みをしているうちにその単語を忘れてしまうことである。つまり、視線を走らせるあとから、拾った単語を忘れてしまうので、一通り読んだとしても、筋道立てて記憶にとどめることができないのである。これは三行読みで大抵の人がぶち当たってしまう大きな壁であり、これを克服するためには、いったん目の力を離れて別の面から能力を強化する必要があることを示すものである。
 
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【読者の声紹介】

○四十代の主婦です。ちょっと堅いお話でも、ぐいぐいと引き込ま れて読んでしまいます。どうしてでしょうね、面白いんです。
 2004.5.19

○配信頂いてからまだ間もないのですが大変参考になるノウハウが 疑縮されておりいつも楽しみにさせていただいております。
 2004.6.2
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