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7月23日~7月27日(毎日スキルアップ通信で紹介)


   「不思議なくらい心が強くなるヒント」
                      ルイス・ターターリャ (三笠書房2007.4.25刷)
                  


 人間誰しも、自分の嫌いな面を持っている。
 「短気な自分が嫌い」、
 「臆病な性格がイヤ」、

 嫌な面を逆さにして好きになる方法があるとしたら、こんなにうれしいことはない。
 だって、自分の嫌いな面というのは、今に始まったことではなく、ずっと心に抱えていたことだ。そんなに簡単に「嫌い」が「好き」になるはずがない。

 でも、逆さにする方法はあるのだ。
 「短期」は言い換えれば「決断が早い」ということだ。
 「臆病」は言い換えれば「慎重でミスが少ない」ということだ。

 自分の性格のマイナスをプラスに変えることができれば、この世はハッピーになる。
 プラスに変えるとき、心の強さも同時に手に入れることができるだろう。
 人生の価値観を変えるということは、心を鍛えるということでもある。

 この本は、不思議なくらい心を強くする法が書かれている。


 ダイヤモンドは、原石のままでは、まったく商品にならない。
 きちんと研磨してこそ、本人もびっくりするほど光り輝き、強くなる。

 自分を過小評価していると、いつまでもあなたの"原石"に近づくことはできない。
 嫌いな人からいつまでも逃げている人がいる。ある意味仕方がないことかもしれない。 でも、嫌いな自分からいつも現実逃避している人は、ちょっと考え直した方がいい。
 自分自身から逃げていては、心が健康であるはずがない。



 嫌いな人は、つきあいをやめればそれっきりだ。
 でも、「嫌いな自分」とつきあいをやめるわけにはいかない。
 自分とは一生つきあわないといけない。
 だから、前向きに生きる自分と暮らすようにしよう。
 それのほうが、精神的にも健康でいられる。

 自分のいいところは、他人に認めてもらう必要はない。
 自分が心の中で認めればそれでいいのだ。
 他人に証明してもらう必要はない。


 世の中には、自分でどうにかできるものと、できないものがある。

「変えられないものを受け入れる心の静けさと、
 変えられるものを変える勇気と、
 その両者を見分ける英知をお与えください」

 世の中の心配性の人は、「自分ではどうにもならないこと」ばかりを何とかしようともがいている。そんなことしたって疲れるだけだ。

 自分ではどうにもならないことを、あれこれ心配しない。
 自分の力で変えられること(すなわち心の持ち方)を変えた方が人生はうまくいく。
 


 自動車会社クライスラーの創始者、ウォルター・クライスラーは、心配事は紙に書きとめ、一週間後に取り出して、もう一度悩むかどうか決めたという。

 あれこれ心配するのは感情エネルギーの無駄である。
 悩み事は、一晩でもいいから、寝かせることにしよう。
 一晩たったら、そもそも悩むべき問題ではなかったとわかるケースも多い。

 心配性も人生にプラスになる場合がある。
 「動機づけ」を高めてくれることがあるからだ。
 将来への漠然とした不安を解消するために行動しようという気持ちになる。

 勇気を出して一歩を踏み出せば、不安がどんどんポジティブなエネルギーに変えることもできる。

「私は、心臓発作で倒れてしまうのではないか」
 というように、未来に対して心配する人は多い。
 起こったことではなく、起こるかもしれないことに狼狽しているのだ。

 こういう場合は、自分の心臓が強くなっていくイメージを描く。
 力強く鼓動している心臓をイメージする。
 こういった目に見えない不安は、イメージでよいので、できるだけ"視覚化"しよう。
 心に具体的なイメージを描けば不安はみるみる消えていくはずだ。



知識は人生に必要だ。
 でも、万能ではない。
 心を豊かにして、人と上手くつきあうには、知識よりも知恵が必要だ。

 学校は知識についてはかなり教えてくれる。
 心を広くするための知恵はなかなか教えてもらえない。

 知恵を教えない教育は心を貧しく偏屈にする。
 自分が特別の種類の人間で、知識を持っていない人間はバカだと思いこむ。
 人の話に耳を貸さない不遜な人間になる。
 いじめられっ子の気持ちなどとうてい理解できない。
 裕福でも給食費を払わない。
 自分の子供が写真の真ん中に写っていないと学校に文句を言う。


 心が狭くなっていくと、何もかも「効率」ばかり考えるようになる。
 「朝日はすばらいい」なんて書いてる文章を読んでも「睡眠時間を少しでも取った方がまし」と思う。

 つまり、知恵よりも、効率の方が大切なのだ。
 通勤路に遠回りをして景色を楽しもうなんて言っても心に響かない。
 時間のムダに思えるからだ。

 人生は「損益計算」ではない。
 人生にはたくさんの喜びや感動が隠されている。



 自分より奥さんが学歴が高かったり、収入が多かったりする。
 自分の上司が自分より年下であったりする。
 そういうとき、それでも奥さんは自分にぴったりだと人に紹介したり、上司は仕事ができると素直に認めることができるだろうか。

 心が狭ければ、ちっぽけなプライドを守ろうとして、奥さんや上司に感じてることを表に出せないはずだ。

 人と上手くつきあいたければ、心が広いに限る。
 自分の欠点や弱さを認めることができるようになると、他の人にはたまらない魅力に映る。


 心を広くしようと思うなら、自分を偽らないことだ。
 背伸びしようと思わないことだ。

 他の人に嫌なことされても、心の広い人はそう簡単には怒らない。
 自分が弱く無力だと思っている人は、相手を拒絶しようとする。
 心を閉ざしている人は、他人を拒絶するばかりか、自分をも拒絶する。

 出会った人はすべて、人生の教えを与えてくれる先生だと思おう。
 例え子どもの発言であろうと、学ぶところはあるはずだ。
 ガミガミ文句を言ってくる人でさえ「私に忍耐の大切さを教えてくれる」先生だと思えば腹も立たない。

 人生はすべて"無料体験レッスン"と考えよう。
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