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1日は30時間になる
小代義行著 あさ出版(2006.08.22)
1,400円
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皆さんの中で昨日がお休みだった方、1日をどのように過ごされたであろうか。
ダラダラと過ごし、やったことと言えばお買い物だけという方もいれば、いろいろやらなければいけないことがあって、半分ぐらいは計画どおり達成できたという方もいらっしゃるだろう。
これは、休みにかかわらず、仕事のある日も同じだ。
行きの通勤電車の中で荷物のように眠り込み、職場では残業で遅くまでがんばり、帰りも通勤電車の中で眠りこけながら家路についた方もいれば、通勤にかかる時間を外国語の習得に充て、仕事も時間内にきっちり済ませ定刻に帰り、家では家族とのふれあいタイムのほか自分のための時間もしっかり確保できた方もいらっしゃるだろう。
通勤時間は絶対必要であるが、同時に語学の勉強にでも充てれば、2倍分の時間を使えたことになる。
また、昼食時間をお得意さんとの情報交換に充てれば、これだって2倍分の時間を使えたことになる。
反対に、昼休み時間をぼっと過ごせば、ゼロ時間となる。
だから1日を20時間ぐらいしか過ごせなかった方もいれば、30時間ぐらい使えた方も出てくる。
これを1年に換算すると、大きな差となって表れる。
仮にこれから残りの人生において、健康でいられる時間が決まっていたとして、時間の使い方によって、残された時間がわずかにもなれば、まだまだ夢を実現するために十分な時間が残されていると考えてよい場合もでてくる。
能力やスキルの高い人は、物事を早く終わらせることができる人だ。
逆に能力もスキルもない人に限って、とりかかる時期が遅くなる。
ようやくとりかかっても、もともと能力やスキルが足りないのだから処理スピードも遅い。
つまり、とりかかる早さでも、すすめる速さでも、遅れるので、差は開く一方だ。
時間効率を高めるためには、「早く」、「速く」、すすめることができる能力やスキルを高めることが必要となってくる。
1日24時間の間に、時間を何にどれだけつかっているか、書きだしてみよう。
それが例えばプライベートか、仕事か、自己啓発なのか分類してみよう(分類法は人によって違う)
【例】
1睡眠 プライベート
2パソコン(入出力) 仕事
3移動時間 仕事
4面談 仕事
5情報収集 自己啓発
6食事 プライベート
7家族または友人と過ごす プライベート
8会議 仕事
9学習(語学) 自己啓発
10テレビ プライベート
こうやって1日のうちに、多くの時間を費やしている項目毎に並べていく。
そうすると、自分のために使っている時間が少ないことがわかってきたりする。
時間効率を上げるとは、自分の価値向上のために使う時間を増やすことだ。
自分の価値を上げない時間をできるだけ減らし、価値ある時間を増やしていく。
自分の価値に直接関係ないパソコン作業であれば、今までマウスを使っていたものを、できるだけショートカットキーや登録キーなどを多用することで、マウスまで腕を伸ばさなくても、手元ですばやく文字を打ち込んだりファイル操作をすることができるようになる。
移動するのも、バスや電車でなく、少々高くなるが新幹線やタクシーを使うと時間の短縮が図れるはずだ。その分、時間を金で買ったと思えばいい。
価値時間を増やすには、日常的なちょっとしたことの積み重ねが最も大事だ。
「忙しい、忙しい」と言ってるわりに成果が上がらないのは、
「あれもやる、これもやる」で、やってることの本来の目的を省みることもできないくらいまで、忙しい状態に陥っているからだ。
つまり、やるべきことに重要性をつけることもなく、時間配分もできていない状態ということもできる。
こういう場合は、一度立ち止まって、本来の行動の目的が何だったか整理してみる必要がある。
たとえば、昼寝時間を計画したからといって、読みたい本があるのに無理して目をつぶり、あれこれ雑念で眠れなかったりするのは、愚の骨頂だ。
何のための計画なのか、本来の目的に立ち帰るようにしなければいけない。
同様に忙しい仕事の目的は、それぞれハッキリさせることが必要だ。
すると優先順位が見えてくるはずだ。
時間管理がうまくない人で、優先順位を決められない場合のほか、作業量見積の下手な人がいる。
上司によく見られたいからと見栄をはって作業時間を少なめに見積もってしまうと、後々苦しむことになる。
不測の事態も予想して、できるだけ余裕を持たせることが必要だ。
あれもしなければ、これもしなければで、パニック状態になる前に、2つのことを同時にできないか考えてみる。
たとえば、出張したら、用務のほか市場リサーチも済ませる。あるいは近くの図書館で調べものも済ませる。
あるいは、家族サービスのときは、疲れもとれるような保養地を選ぶ。
このように、ダブル効果をねらった方法を考えてみるのも面白い。
いつも時間がない、時間がないと言っている人は、自分が使える時間を知ることが必要だ。
空いている時間を明らかにしてみる。
思ったより少ないと感じるはずだ。
その限られた時間を、大事にしたくなるはずだ。
1日のなかで使える空き時間は、ある程度の長さのときもあれば、細切れに分断された時間のときもある。
空き時間の幅に合わせて、最適の作業に充てるようにしよう。
例えば、細切れの時間帯は、"企画"に充てるとよい。
企画は、長く考えるものではなく、短い時間に集中して考えた方が、頭が回り、質のよいアイデアを生まれやすいからだ。
反対に、文章を書くような作業の時は、考えが中断されないためにも、ある程度まとまった時間が確保されていた方がよさそうだ。
仕事が机にたまってくると、憂うつになる。
こんなときは、あせりから、あれにもこれにも手を出し、どれもこれも中途半端で進み、効率が格段と下がることがある。
作業は、一つひとつ、やりきるようにした方が、時間効率が上がるそうだ。
何よりも、仕事の数が目に見えて着実に減っていくので精神衛生にもよい。
集中できない1時間は、集中できる10分に負けることもある。
集中力を高めるために、まずやることは明確な目的を定めることだ。
前述のスーパー読書術にもあったように「読書の目的を明らかにすること」と意味は同じだ。
次に、4つのことに集中する。
1.意識の集中
「過去よりも未来」、「相手より自分」というようにコントロール
できるものに集中する。どんなに気持ちが乗っていなくても、意識
を向け続ければ必ずやる気がでてくる。
2.視線の集中
目に見えるものは放っておいても意識する。だから集中力と関係が
深い。視線のなかに気が散るようなものは置かないようにすること
3.時間の集中
この作業は1時間で終わるというように制限時間を設ける。これも、
先ほど紹介した椋木式『前倒し勉強法』と考え方は同じだ。
4.リラックス
適度の緊張と適度の落ち着きが共存する状態をつくりだすことが
大切だ。「リラックス」とは、単に精神を弛ませることではない。
緊張と落ち着きのバランスをとりながら、脳を集中させるのに最も
適した状態に持っていくことを「リラックス」いう。
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