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少ない労力で多くの成果を挙げるためのレバレッジ・マネジメントを持論とする本田直之氏はレバレッジコンサルティング株式会社の代表取締役。
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レバレッジ・マネジメントの手法を活かしながら東京、シリコンバレー、ハワイのベンチャーなどの日米10社に対し資本・経営参加を行っている。
本田氏は、どんなに忙しくても1日に1冊はビジネス書を読むという。
本田氏にとって、読書は自分への投資活動。
本を読むことは、どんな利率の良い金融商品にも負けない高リターンの投資であると断言する。
本の値段はせいぜい1500円前後。その10倍、100倍の利益が返ってくるのだそうだ。
「忙しくて本が読めないというのはおかしい」
「本を読まないから時間がなくなるのだ」
本田氏に言わせると、一冊の本には先達が工夫や努力を重ねて築き上げた知識やノウハウがたくさん詰まっていて、これらを効率よく学べば先達の何年も何十年もかかった時間をいっぺんにショートカットすることができることになり、少ない労力で仕事の成果を上げることができるようになるのだそうだ。
本を読むことは「不労所得」を得ることだ。
本を読まない人は、毎回ゼロからいろいろ試行錯誤して頑張る「勤労所得」を得ることになる。
毎日毎日一から仕事をはじめ、時間はいくらあっても足りない。
仕事が終わって本を読む時間も気力も体力もなくなる。
しかし、本の読み方にもテクニックがいる。
短い時間でたくさんの成果をあげられる読書法、それが本書で説く「多読術(レバレッジ・リーディング)」だ」。
これは、レバレッジ・マネジメントを持論とする本田氏が読書のために確立したスキルである。
レバレッジ・リーディングを身につければ、1日1冊程度は軽く読めるようになるそうだ。
本田氏は外資系企業に3年勤めた後、MBAを取得するため米国のビジネススクールに留学する。
そこでは容赦なく英語で書かれた分厚い本が渡され、「明日まで○章と、○章を読んでこい」と言われる。
それを読まないと授業について行けなくなるので必死に読まなければならない。
本田氏は重要な部分だけを拾い読みするしかなかった。
丸一冊読むと1週間以上はかかるボリュームであったからだ。
こういう読み方が本田氏にあることを気づかせた。
「経営課題を解決するために知っておくべき要素は?」といった具合に強烈な目的をもって本を部分読みすると、頭にしっかり本の内容が残り、自分の意見として議論にも使えるようになるそうだ。
つまり、漫然と一冊を最初から最後まで読み通すよりも、目的をもって必要なところだけを拾い読みした方が、濃密でかつ効率よく情報収集できることに気づいたのだ。
ビジネス書には世界的な経営者が成功した経緯を記した書が多い。
彼らが汗水たらし、血のにじむような努力をしてつかんだ成功への軌跡を、わずか数時間本を読むだけで体験できるのだ。
もし、世界的な経営者の1人にでもアポイントをとり、ためになる話をしてくれとお願いしても、彼らは多忙であるため実現性は限りなく0パーセントに近いだろう。
これらの「ためになる話」をまとめた本を安価な値段で自分のものにすることができるのだ。
同じ努力をしていても、いつも結果が出せる人もいれば、
いつまでたっても結果が出せない人もいる。
その違いは、「レバレッジ」を理解しているのか、理解していないかの違いだという。
レバレッジは英語で「てこ」をあらわす。
「てこ」を使うと重いものでも楽々持ち上げることができる。
「てこ」の原理をビジネスの世界でも応用することができる。
努力しても、ちっとも結果が出ない会社もあれば、
楽しそうにやって、残業もあまりしないのに儲かっている会社もある。
レバレッジが効いている場合が後者である。
それでは、ビジネスにおいてレバレッジをかけるにはどうしたらよいか。
答は簡単。本を読んで、そこに書かれていることを自分流に応用して実践に活かせばよい。
天才ではない限り、誰かの成功した人のやり方を学んで、自分なりのやり方にアレンジして実践することが、成功への近道である。
ビジネス書にはその人が何年、何十年かけてかけて成功するまでのプロセスが書かれている。その成功経験のなかから自分で仕えそうなノウハウを抽出すればよい。
「わたしのしてきたことは、ほとんど誰かのまねだ」
サム・ウォルトン(ウォルマート創始者)
ビジネスマンにとって読書はスポーツ選手の練習と同じだ。
練習をしないでいきなり試合に出て良い結果が出せるはずがない。
本番で練習がものをいうのは、スポーツも読書も同じだ。
ユニクロの社長、柳井正氏は、本を選ぶとき目次とあとがきを先に読み、読むと決めたら、中身から役に立ちそうなところをメモで書き出すそうだ。
レバレッジ・リーディングは、受け身であってはならない。
「ビジネスで成功したい」という目的をはっきり持った上で臨むべきだ。
例えお金を払って買った本でも、書き込みやページを折ることにためらってはいけない。また、最初から最後まで読み通そうなんて思わないことだ。
読むときは、制限時間を設ける。
著者の本田氏は1時間を目標にしているそうだ。
いかに速く読むかは重要な問題ではない。
いかにアウトプットするかが勝負なのだ。
成功する人は必ず本を読んでいる。
ひとかどの経営者なら、必ずひと月に十数冊のビジネス書に目を通しているはずだ。
一流の経営者になったから本を読むのではない。
無名の時代から本をたくさん読んでいるから一流の経営者になれたのだ。
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