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7月2日~7月6日(毎日スキルアップ通信で紹介)


   「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」
                       勝間和代
                       Discover (2007.5.10刷)
                  


 公認会計士試験に史上最年少で合格。
 子供を育てながら、中小企業診断士試験、オンライン情報処理技術者試験合格。
 TOIECは新卒時420点であったが3年間で900点にまで伸ばす。
 ファイナンスMBAを取得。

 以上は、経済評論家、勝間和代さんの資格に関する華々しい経歴である。
 勝間さんは、単なる資格マニアではない。
 公認会計士の資格以外は、すべて仕事で必要となりとったものだ。
 そして、資格に応じてキャリアも積み、この本の題名にもなっているように、16年間の大学卒業時から現代に至るまで、年収は10倍に上げている。

 資格は、社会人としてフルタイムで勤めながら、また、子供を育てながらの実績だ。

 勝間さんは、勉強は内容よりも、勉強をうまく続けることができる仕組みづくりが大事なのだと説く。

 社会人にとって勉強の最大の問題点は、忙しくて時間が取れないことと、モチベーションが続かないことだ。

 勝間さんが続けることができたのは、勉強することによって、年収が実感できるスピードで上がっていったからだという。

 仕事の場であれ、資産運用の場であれ、自分の勉強の成果を収入で評価できるようにする。つまり年収増につながるような勉強をして、それを実践で活かすようにすれば、勉強も自ずと身にはいるようになり、意識の改革とかモチベーション理論など難しいことは言わなくても、自然に勉強するようになるのだそうだ。


 教養のための勉強は、基礎スキルをつけた後にとりかかるべきだ。
 何のための教養かも考えずに、むやみやたらに子供に詰め込むと、、いわゆるガリ勉だった子供が大人になって、ただの雑学博士で終わってしまうことになるだろう。

 基礎力をつけた後であれば、土台となる基礎に教養をくっつけ、歴史から見た未来予測、発想転換によるイノベーション、新しい切り口の発見など、いろいろな付加価値を生み出すことができるようになる。



 人間の仕組みは、なかなか成果の現れないものより、目の前に迫る緊急の大事なことを優先するようにできている。

 だから、成果がすぐに現れるよう、言い換えれば、年収アップにつながるよう、勉強法の具体的な仕組みをつくるようにしよう。

 もちろんタダではできない。
 一般的に収入の5〜10%は勉強のために投資しよう。
 具体的な仕組みづくりには当然お金もかかる。
 道具を買えばお金もかかる。
 しかし、5〜10%の投資は、2倍から10倍になって返ってくるのだ。

 一度でも、勉強により年収が上がる体験をしたら、今度はムキになって勉強するようになるだろう。成功体験を手に入れてほしい。



 どこかで勉強が止まってしまうと、知恵や考え方の更新がとまってしまう。
 年配の人で、話が古く、くどくて面白くない人は、どうしても、置いて行かれてしまう。反対に60代、70代になっても、話が面白く、人が集まってくる人もいるが、彼らは勉強して、フレッシュな感覚を持ち続けているからだ。

 勉強して、年収を上げて、さらに増えた部分を勉強の投資に回す。
 できる人は、好循環をつくり、できない人との格差を広げていく。

 勉強が続かないのは、続く仕組みをつくっていないからだ。
 書斎を持ち歩く仕組みをつくるのも有効だ。

 社会人は、まとまった時間がなかなか取れないものだ。
 パソコン、MP3プレーヤー、ブログなどを利用して、通勤電車の中や駅で勉強しよう。これらの便利な道具を使うと、無理なく効率よく勉強を続けることができるようになる。



 子供の頃、学習机に座ると、気持ちが勉強に向かったものだ。
 職場では、ディスクに座ると、仕事モードに変わる。

 同じように、家でも、会社でも、駅でも、出張先でもノートパソコンを開くと「勉強モード」に変わるようにするとよい。

 ノートパソコンは自分専用にして、いつも持ち歩くようにする。
 1kg前後の軽いものにする。
 ノートパソコンを情報収集の窓口にする。
 勉強の成果を書き込むブログの場にする。
 MP3にダウンロードするための加工の場としてもよい。
 あるいは学んだことをメモする「マインドマップ」の場としてもよい。

 携帯電話で代用してはいけない。一度に打てる情報量が違いすぎる。
 ノートパソコンは通信カードと無線LANが併用できるようにする。
 機種は軽くて頑丈な「レッツノート」がおすすめだ。



 すべての勉強には共通するコツがある。

 最初に基礎を徹底的に学ぶことが必要だ。
 勝間さんは、公認会計士を取得するため1年間勉強しているが、そのうち半年間は簿記の勉強に充てたそうだ。会計士試験は7科目。経済学、商法、監査論などあるが、それらに惑わされず、会計の基礎である簿記の勉強に半分の時間を割いた。

 会計の基礎が簿記であるように、英語の基礎は単語も文法であり、これを知らずに英字新聞など読めるはずがない。

 ただ、基礎の勉強は続けていると飽きる。
 このため、飽きないような仕組みづくりが大事だ。

 簿記であれば、三級、二級、一級と、だんだんと級を上げていけば、中だるみしないで済む。

 英語なら、TOEICの点数を上げていく。

 そして、何よりも、ゴールが資格取得ではなく、資格取得後の自己の活躍している姿に置くべきだ。将来の自分の姿をイメージすることも「飽き対策」には有効だ。
 
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