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経営コンサルタントとして様々な企業を見てきた著者の半谷氏はリーダーについて次のように語る。
「リーダーになるためには、一つひとつのテーマについて、知識を得て、体験を積み上げていくことが最も近道である」
リーダーは職場だけでなく、身近なところにもたくさんいる。
遊びによく出かける仲良し3人組のなかでも自然にリーダーが誕生するはずである。
身近な例を思いだして、なぜ彼(彼女)がリーダーなのか思い起こしてほしい。
それは、リーダーとして、ひとつの法則を一番、彼(彼女)が有しているからだ。
それは、
「人間の本来持っている潜在能力の中から正しい方法や考え方を活用し、規則的に繰り返し実践する」力だ。
ちょっと漠とした言い方だが、リーダーとして
○自分の組織やグループのメンバーを幸福に導こうとする気持ちがある。
○"何のために"という目的・使命をしっかり自覚し、テーマも持っていること
○自己の人生についてテーマを明確にもつこと。
この3点をしっかり、もっていれば「志(こころざし)の高い人」として、リーダーの法則を自然に有することになるだろう。
リーダーが志(こころざし)を持たなければ人はついて来ない。
「自分の人生のテーマ」をしっかり持たなければならない。
正義感や社会貢献に積極志向でなければいけない。
リーダーには未来を想像する力が備わっていなければならない。
そのためには右脳が活発にはたらくようにしておきたい。
専門的なマネジメント書や事例集ばかり読んでいると左脳ばかり鍛えることになるので、小説を読んだり、右脳を活発化させるのクイズや携帯ゲームに興じてみるのも有効な手段である。
自分のなかで大きな目標を立て、挑戦し続けることをやめないようにする。
自らが立てた目標に責任をもって飽くなき挑戦を続けることで、志は大きく育つ。
リーダーは、ものをみる目を養わなければいけない。
一方的に見るのではなく、多面的に見るように努めよう。
片寄った見方をしない。目先だけを見ない。
いろいろな角度から多面的に見る眼を養いたい。
枝葉を見るのではなく、根っこを見ることができるように心がけよう。
また、いろいろ考えすぎて疑心を抱くより、素直に、正直に、話したり聴いたりする態度が大切だ。真っ直ぐさは、必ず相手に伝わり、共感をよぶ。
リーダーは周囲を明るくするようふるまうこと。
言葉からはじめるのも有効だ。
「ツキがある」「幸せだ」「ありがとう」
「感謝します」「楽しいね」「うれしいね」
人間、経験を積んでくると、見方が厳しくなり、慎重になり、言葉を選んでしまう。その結果、言葉にかげりがみえてくる。だからこそ、リーダーは意識して、明るい言葉を発し続け、まわりを力づけなければいけない。
そして、言葉だけでない。「ほめる」「思いやる」「応援する」「育成する」を実践するようにこころがける。スタッフの成長は驚くほど早まる。
気配りの最も重要なファクターは「タイミング」である。
どんなに、小さな気配りでも、タイミングがバッチリ合えば、受けた相手はうれしくてしようがないことになる。
豪華なフルコースのあと、手間のかかった手料理など出されてもうれしくない。
喉がカラカラに乾いたときは、蛇口から出た水道水が注がれたコップだけでもうれしいものだ。
気配りとは、相手の立場に立ってタイミングをはからなければいけない。
これは日頃からの心がけで誰でも身につく。
気配りもリーダーの備えなければならない条件のひとつだ。
リーダーは大きな目標を立て、その中で行動計画をつくる。
行動のなかで、自分のなかに確固たる価値基準をつくる。
他者がつくった基準に合わせない。
なぜなら、うまくいかないとき、他者のせいにしてしまうからだ。
自分で価値基準をつくり、自分で責任をとる。
本物のリーダーは責任の所在をはっきりさせるものだ。
ビジネス社会では「責任は取るもの」である。
カルロスゴーンが「日産リバイバルプラン」を発表したとき、
「この目標が達成できなければ、私は辞めます」と公言した。
リーダーからスタッフにまず、「思いやり、心づかい、気配り」といったホスピタリティを提供する。そうすることで、スタッフも現場で顧客に対してホスピタリティマインドを発揮できるようになる。
リーダーは、リーダーである前に人間である。
当たり前のことだが、人間の力、すなわち普遍的な人間力を有していなければならない。
知識、経験、能力が高くても、それだけでリーダーが務まるものではない。
人徳(EQとも呼ばれる)が必要だ。
謙虚、素直、配慮ある心がほしい。
リーダーの究極の目的は、人間性の追求ではないだろうか。
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