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2月19日〜2月23日(毎日スキルアップ通信で紹介)



   世界の成功法則
    
           植西聰 実業之日本社(2006.3.15)
  

 著者の植西氏は1982年にウィーグル研究所を設立。以後15年間にわたり、インド哲学、キリスト今日、中国思想、ユダヤのタルムード、華僑の教えなど世界の成功哲学の研究を進め、成功の根本原理は6つに分けられることをつきとめた。

 今週紹介する『世界の成功法則』は、6つのポイントを章題にして、成功に関する秘訣を簡潔、明解に解き明かす。

 しかも、内容が通りいっぺんになってしまわないよう、随所に心理カウンセラーである著者の実践へのヒントが載せられている。


成功の6つの原理とは
1 運命はその人の心構え次第でどのようにも変えられる
2 切に望めば必ず実現する
3 積極思考で不可能も可能になる
4 前向き行動で最善の効果
5 人を動かす術を身につけチャンスをひろげる
6 生活習慣を変え、最短の自己実現をめざす


 心の力をあなどってはいけない。
 思想だけで国家がうち立てられた例もある。
 レーニンによる共産主義国家の建設がその例だ。

 潜在意識は、人間の本能や習慣にかかわっている。
 「思い」が心の中に受け入れられると、習慣が変わる。

 潜在意識は善悪の判断ができない。
 人を恐怖や不安に落とし入れることも、人生を切り開くプラスに導くことも自由気ままだ。大抵の人はこの思うようにならない潜在意識に振り回される。

 ところが、成功者と呼ばれる人は、この潜在意識を味方に付けている。
 つまり、潜在意識の"思考を現実化する"力を有効に活用させているのだ。


 人生のすべては原因と結果の法則で成り立っているという教えは余りにも有名である。

 ラルフ・トレインという米国の思想家が唱えた言葉であるが、ラルフトレインの著書『幸福はあなたの心で』は19世紀の後半に出版され、ヘンリー・フォードやジョン・ロックフェラーの生き方に影響を与えたという。

 原因と結果の法則は、世の中には偶然というものは存在せず、すべての現象には"因"が含まれているという教えだ。

 つまり、成功させたければ、自分の"因"をきちんと見直し、心の底から成功を望まなければならないということだ。

 「人から言われたからこうしよう」とか、「他人がこうだから自分もそうなりたい」というのではなく、しっかり自分の中に"因"を持ち続けれるようにする。

 自分の"因"を持てば、多少の回り道があったとしても必ず"果"を未来に実現することができるという考え方だ。


 悪習慣改善の法則というのがある。
 自分の非を棚に上げて、言い訳、責任転嫁する習慣は変えなければならない。

「大学を出ていないから出世できない」
「家が貧乏だから開業資金もままならない」
「身体が弱いから、無理ができない」
「時間がないから、資格が取れない」

 このように条件が悪いことを成功できない理由にしている者は多い。
 しかし、最初から条件のいい人なんて皆無と思ってよい。
 成功できないのは、そうやって言い訳する自分の心の中に原因があると思ってよい。

 できない理由を考える習慣はやめて、できる理由だけを考えるようにしよう。

 体が弱ければ鍛えればいい。
 時間がないのなら無駄な時間を切り詰める。
 学歴がないのなら今から勉強すればいい。



 成功者はプラスの言葉を連発する。
「できます。可能です」
「大丈夫です」
「将来は明るいです」

 プラスの言葉をいつも口にすると、その人の心の奥底に自己暗示のように刻まれることになる。それが潜在意識として定着すると、まわりで起きる出来事をすべてよい方向に受け取ることができるようになる。すなわち、成功者としての資質を備えることになるのだ。


 恵まれた環境にあるより、困苦や災禍の中にあった方が、人はエネルギーを生み出しやすい。むしろ困難な環境に感謝した方がよい場合もある。

 逆境を跳ね返し成功した人はたくさにる。
 逆に、幸福のクッションに座っているうちに堕ちていった人もたくさんいる。


 「困苦や災禍ほど、人を鍛え、堅固にし、自らを保全せしめるすばら
  しい教えはない。それに対し、富貴は初め味方のように見えるが、
  心が弛むと、いつしか最大の敵として、その足をすくうものである」

                           スマイルズ


「私には才能がない。だから、成功できない」
「俺はダメだ。何をやってもモノにできない」

と、考えている人は、心の底に棲みついた悪い暗示を追い出さなければいけない。

 そのために、ロバート・コリアーの言葉を3回唱えよう。

『あなたという人間は大いなる可能性を備えた地上の王の1人である。
 あなたの中にはすばらしい力が眠っていて、それを正しく、うまく
 使いこなしていけば、第一線で活躍する人たちと肩を並べることが
 できる』

 誰だって、必ず隠れた才能は存在する。
 問題は、それをどうやって発見するかだ。
 それを探し出す方法は一つ。
 先週のテーマでも取り上げたが、自分探しの記憶の旅に出ることだ。
 子どもの頃、得意だったこと、好きだったこと、成りたかったものなどを思い起こしてみる。

 何も考えていない現在がウソのように、過去の世界からいろいろな夢や希望が蘇ってくるはずだ。

 「宝」を探し当てたなら、しっかり、それをものにしよう。



 「あなたがこの世に生まれてきたのは、あなたの隠れた才能を世間に
  公表するためである」

                       ロバート・コリアー



 山本勘助は、50歳を過ぎても、毎日欠かすことなく4時間以上も馬術や槍の稽古を怠らなかった。

 家臣が年齢を考えろと注進すると
「わしのすべてはお館様(武田信玄)の天下取りのためにある。老いぼれてしまっては何にもならないのだ」

と答えたという。

 すべては夢のため。
 初めに夢ありき。

 歴史を動かすのも、文明が発展するのも、夢が大きな原動力になっている。


 宝くじが当たることも「夢」という言葉を使うが、これは生きがいにはならない。
 仮に、宝くじが1億円当たったとする。
 夢は達成した・・・

 しかし、当たったその日から1億円が少しずつ減っていく、あるいは他人に奪われるのではないかという苦しみを味わうことになる。

 もう夢がないのだから、後はお金を使うだけでの寂しい日々しか待っていない。。












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