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仕事の疲れ予防法!
檜垣 暁子 価格:¥ 1,470
明日香出版社 2008.6.30
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病気ではないのに体調がすぐれないビジネスパーソンが増えている。
病院でいろいろな検査を受けるがいつも結果は同じ。
「特に異常は認められません」
病気でもないのに体調が悪い状態に対して医者は病名をつけることができない。
カイロプラクターでもある著者の檜垣さんのもとにこのような症状を訴える人がたくさん相談にくる。
檜垣さんはこれらの病気と健康のグレーゾーンにいる状態を「未病」と呼んでいる。
。
適切な対応をしないと本物の病気になる可能性が高い。
檜垣さんのところへ相談に見えるビジネスパーソンのほとんどは頭痛やめまい、多少熱があっても出社するがんばりやさんタイプであるという。
今、働き盛りの過労死やストレスからくるメタボリックシンドロームが問題になっている。
体調不良⇒ストレス⇒体調不良⇒ストレス の悪循環に陥ってる人がいる。
どこかでこの悪いサイクルを断ち切らなければ取り返しのつかないことになる。
「こんなことぐらいで、具合が悪いなんて弱音を吐くのは恥ずかしい」
「自分が許せない」「自分が情けない」
体調が悪くなる体のからくり(未病)を知り、体の中で何が起こりうるか、頭の片隅でいいから記憶にとどめておくと不調の体に向き合う意欲がわいてくる。
ストレスは生きていくために必要なものだ。
ストレスものものが体を痛めるのではない。
ストレスに対して生体が上手に反応しないために「未病」に陥るのだ。
ストレスは生きていくために必要なものだ。
ストレスそのもので体を痛めるわけではない。
ストレスに対して生体が上手に反応しないために「未病」に陥るのだ。
原因不明の体調不良に悩まされ続けるのはよくない。
自分は一生このままではないのかという不安感がさらにストレスを生み、いつか本当に病気になってしまう。
このような悪い連鎖を防ぐには、まず体調不良のカラクリを知ることが必要だ。
知らないと不安はつのる。自分の体に何が起きているか知るこだけでも不安はずいぶん和らぐ。
自分の一日を振り返ってほしい。
【A氏の場合】
朝起きる。体が重い。今日は家で一日ごろごろできたらどんなに幸せかと思う。
食欲がわかないので朝食はほとんどとらない。
いざ、出勤。自宅を出て駅に近づくにつれ人の数も増える。
駅に続く狭い通路にはすでにビジネスパーソンや学生でいっぱい。
毎朝の混雑ぶりに気分も、どんより。
電車の中はぎゅうぎゅう。後から無理して入ってきた男性に足を踏まれ自分でもびっくりするような声で「痛ってぇな!このやろ!」と怒鳴ってしまう。
電車を降り会社に近づくと決まって胃が痛くなる。
自分の右隣に嫌な同僚が座っている。
そいつは支配的な性格で、発する言動はどれも心をいらつかせる。
しかしずっと一緒に仕事をしないと行けない相手なので平静を装うしかない。
最近、右の首から肩にかけての肩こりがひどい。右隣の同僚のせいかもしれない。
上司に呼ばれる。先週とりまとめた報告書の中身について理不尽な小言をチクチク言われる。黙って聞いているうちに頭がクラクラするような感じに襲われる。この上司と目が合うとときどきふわっとしためまいを覚えるのだ。
つらいので定刻で帰ろうと思っていたら右隣の同僚に急な出張が入り、同僚の残した仕事を明日の朝まで代わりに仕上げなければならないことになった。同僚は仕事を頼む立場なのに相変わらず高圧的なものの言い方で仕事内容の指示をする。心臓はドキドキ、呼吸が苦しくなる。
終電に間に合わず、深夜バスとタクシーを乗り継いで深夜に家に帰り着く。
夜はコンビニの菓子パンで済ませすぐに床につく。目を閉じると職場で起きた腹立たしいことが思い出されなかなか寝付けない。
以上、未病を引き起こしている典型的なビジネスパーソンの一日を追ってみた。
あなたに当てはまる部分もいくつかあったのではないだろうか。
大事なのはこのように自分の一日の行動パターンを振り返ってみることだ。
一日の間にイライラ、悔しい、泣きたいなど多様な気持ちの変化があるとしても、大事件でもないので記憶のとどめず流してしまうことが多い。
問われる責任の重さ、効率の悪い職場のシステム、抱えきれない仕事量、新人への指導などの負担が無意識のうちにもやもやと自分の中にたまっていく。
立派な仕事をして周囲や上司をうならせたい、同僚なんかに負けたくないという気持ちがあるとなおさらストレスに対して過剰な反応を引き起こすことになる。
ストレスの原因となるものをストレッサーというが、「上司」「同僚」「新人」「残業」、「納期」、「ノルマ」などがその代表である。
ストレスは決して「悪いもの」ではなく、人間が生きていく上に必要なものだ。
ストレスがモチベーションの元になることもある。
仕事を頼まれるにしても将来性を見込まれ暖かくサポートされながらの場合と大量の仕事を理不尽に押しつけられる場合ではストレスや疲れの感じ方が全然違ってくるはずだ。
過度のストレスは自律神経系、内分泌系、免疫系を乱し、不眠、内臓の不調を引き起こす。
胃が悪いからといって胃腸科に行く。
動悸がするからといって循環器科へ行く。
呼吸が苦しいからといって呼吸科に行く。
どこに行っても異常なしと言われる。
単にマイナス思考だからそうなると考えてはいけない。
プラス思考でばんばん仕事をこなしていても、本音を押さえつけ、無理にこなしていると、同様に自律神経系などが乱れ体調を崩すことがあるのだ。
イライラやモヤモヤ気分を吹き飛ばすために、過度の飲酒や、過激な運動はかえって健康を損なうおそれがあるのでやめたほうがいい。
仕事もばりばりして、スポーツもたくさんこなす元気いっぱいのビジネスパーソンが突然倒れ、そのまま帰らぬ人になる例もよく聞く。
疲労時の早朝ゴルフ、嫌なことを忘れるための浴びるような飲酒はかえって有害だ。
また過剰なストレスがかかった状態でケーキや揚げ物など脂肪分の多いものを取りすぎると、ストレスホルモンのせいで体脂肪がつきやすくなり、血管系の病気や糖尿病の危険性が上昇するといわれている。イライラ解消にお菓子を食べ過ぎるのもよくない。
ギャンブルで気分爽快という手もあるが、勝ったときにドーパミンが大量に出て元気になるとしても、その刺激が強すぎて中毒になりギャンブル依存症になり身を破滅させる恐れもある。ストレス解消に効くからといって強烈な喜び体験も注意した方がいい。
心をかわす相手との何気ない会話で心を休めることができる。
同僚、友人でもいいので自分のサポーターを見つけるべきだ。
サポートしてくれる仲間がいる場合はストレス状態にさらされても心拍数の上昇を抑える傾向がみられ心臓血管への負担が少ないという結果も出ている。
自分以外のサポートの存在は重要だ。
コーヒーに含まれるカフェインは体を活動状態にさせる興奮作用がある。
でも一日に3杯も4杯も飲んでいるとカフェインが体に慣れ、飲まないと不安感や頭痛などの症状が出るときがあるので注意が必要だ。
不眠あ不安感の続く人は、試しに1週間以上かけて徐々にコーヒーの量を減らして一度やめてみると症状が改善される場合があるという。
午後の仕事を楽にするためには20分ぐらいの仮眠がよいと言われている。
眠らずとも目をつぶるだけでもいい。
目覚めのすっきり感がほしければ、仮眠前にコーヒーを飲む。
カフェインが効いてくるのは15分後だから、仮眠すれば20分後にはすっきり目覚めることができる。
慢性的ストレスにさらされると、体の中心部へ血流が重要視され、手足などの末梢への血流が悪くなる。適度の体を動かすことを習慣化すれば自律神経系の乱れが改善できる。 また、軽度の運動でも体を動かしはじめると脂肪を分解できる。激しい運動は必要ない。息切れしない程度で、会話ができる状態の運動がお薦めである。
1週間ぐらい続く大型連休で、眠いときは眠り、ゆっくり休養を取ったつもりでも連休が明けてみればかえって体調を崩したという話はよく聞く。
疲れたら眠ればよいというものではない。体のリズムは脳の中にある時間で決められている。毎日、同じ時間に起床し、寝ることでホルモンの分泌のサイクルも守られている。
朝の太陽の光も浴びず、食事も取らず、だらだらと過ごしていたら当然、体内の環境にも悪い影響を及ぼし、大型連休の疲れとして残ってしまうのだ。
一年中を通して周りには何らかのウィルスが存在する。
だから風邪は冬に限らず夏にもひく。
風邪のウィルスに打ち勝つためには体内の免疫性が活性化されないといけない。
過密スケジュールで疲れている人は風邪への抗体が弱まり風邪を引きやすくなる。
一度入ってしまったウィルスを退治するのにビタミンCが大量に使われるので、ビタミンCの接種には気をつけた方がいい。
ずっと怒った状態でいてもウィルスを退治するNK細胞の活性化を妨げるので、怒っているという気持ちを素直に出した方がよいときもある。怒りを抑えるよりは健康状態はよくなると思う。ただし怒り方が悪いと鼓動が高まりストレスにさらされることになるので注意が必要だ。
職場ではよく笑うこと。
笑顔を作るのが苦手な人は人とはなすとき「エ」をいつでも発減できるように口の形を備えるといい。相手に聞こえなくていいので「エ」を何度も発音していると自然に笑顔になるので試してほしい。
笑顔はもちろん免疫力を高める働きがある。
さらに、人間関係改善の効果もあるので、笑うための準備、練習は怠らないようにする。
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