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少年少女の時代は、世の中のことの多くが未経験で、心身とものどんどん成長する時期である。
少年老いやすく学成り難し
学校を卒業し、社会に出て、いろいろなことを学び経験する。
誕生からこれまで進んできた距離や時間を考える。
ところが、人生の折り返し地点を過ぎたら、今度は、残りの人生で何ができるか逆算して考えるようになる。
人生の前半は、とんがって生きることもできるが、
人生の後半は、純粋でないことも併せのむことができるようになる。
昔は50年が平均寿命であった。
人生50年
下天の内をくらぶれば
夢まぼろしのごとくなり
私たちの生活は、貧富の差はあるかもしれないが、物資には恵まれ、開発途上国と比べれば豊かな生活を送ることができている。
ところが、なぜか心が晴ればれしない。
本書は、これを読みながら「自分で考え、自分で決める」ことができるように、いろいろな仕掛けが施されている。
仕事の世界だけでなく、個人の目標設定、そして達成に向けたプロセスに、プロジェクトマネジメントの手法が適用できるのではないかという考え方に立ち、プロジェクトマネジメントの専門家によって書かれた本だ。
不治の病に冒され死を覚悟すると周りの景色が急に輝いて見え始めるという。
死から生を見つめたとき、この世に存在するすべてのものが愛おしく見えるようになる。
この世というものが存在すること自体が奇跡に思えてくる。
美しい空、風、木々、友達、お話、美味しい食事、どれもがこれまで以上に感覚を刺激し、喜びをもたらす。
宇宙の光、風、雨、祭典などに接すると自由感に満たされ、すべてが楽しみの対象になる。
ときには死を見つめるべきだ。
人間は死すべき存在と認識しなければいけない。
光に照らされた明るい場所に自分がいることに感謝しなければいけない。
137億年ほど前に宇宙ができ、地球ができた。
太陽系では、生命を育む環境があるのは地球だけだ。
広い宇宙においても、これほどの快適な環境に住める星はなかなか見つからないだろう。
この世に生を受けたこと自体が「チャンス」である。
限られた期間内に、宇宙規模から見ればあり得ないような奇跡的な確率で出会う他の生命体とふれあいを大切にしながら春夏秋冬を過ごすようにしよう。
せっかくの「チャンス」はものにしなければいけない。
「チャンス」をものにして成功させるための要件は次の3つである。
1 目標をはっきり定める
日本のプロジェクトはほとんど成功する。なぜなら、目標をはっきり定めていないので、どのような結果になっても成功とよべるからだ。だからプロジェクトをやっている者はアホな人間達だという評判が立つ。
2 チャンスに対して準備ができてること
チャンスがいつめぐって来てもいいように、いつでも活かせるようにしておく。
3 やる気を失わず続行すること
チャレンジを続けなければいけない。
人生というビッグ・プロジェクトを進めるためには心しなければいけないことがある。
それは、今に至る自分に責任を持つという考え方だ。
自分の職業、家庭生活など、今の有り様が100%自分の判断や行動に基づいた結果であると言い切れる人は少ないだろう。
今の有り様が、外からの影響でどうしても避けられない部分があったとしてもそれは全体の10%で、残り90%は外からの影響に対して自分がどう反応したかで今日の自分があると思わなければいけない。
つまり90%は、あなた自身の心の姿勢で決まるのだ。
お金や環境、成功、失敗、他人の言動より大事なのは、あたな自身の心の姿勢である。
過去や他人の言動は変えられない。でも毎日の心の姿勢は自分で選ぶことができる。
90%は大きな数字だ。将来のあり方だって、90%はあなたがコントロールすることができる。
人生航路の船長はあなた自身である。
責任を引き受けないことには、力も生まれないであろう。
当書の第3部では、本を読みながら自分で目標シートが作成できるようになっている。プロジェクトマネジメントの手法がよく活かされており、活用法によっては下手なセミナーよりもずっと価値のある本といえそうだ。
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