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メンタルコンディショニング・トレーナー、心理カウンセラーなど多くの肩書きを持ち、著名人への個人サポート、公開セミナー、メディア出演、執筆などで名を知られる平本相武(ひらもとあきお)さんの人生の岐路は凄まじい。
1997年に渡米
シカゴの大学院でたったひとりの外国人
現地での英語は聞き取れず授業についていけない
仲間もできず、お金も2年で使い果たし、バイト先のレストランでは華僑のオーナーに毎日どなられ、4年後の2001年になんとか日本に帰国したものその頃の日本は不景気の真っ只中。両親を震災で亡くし、実家もなく、頼れる身寄りもなく、手元に10万円、
住む家も仕事もない・・・・
平本さんがこのような過酷な状況でも切り抜けることができたのは「心のスイッチ」があったからだという。
実際に起きたことは変えることはできない。
でも、その出来事をどうとらえるかは自分で選べる。
そして、何ができるかも自分で選べる。
失恋を悲しくつらい出来事ととらえ落ち込むこともできるし、もっとすてきな異性に出会うチャンスともとらえることができる。
あるいは、リストラを生計の手だてを失ったととらえ絶望することもできるし、やりがいのある高収入の仕事に就くきっかけととらえることできるのだ。
「心のスイッチ」を入れやすくするためには3つの入り口がある。
「からだ」、
「ことば」、
「いしき」の3つである。
「からだ」とは、姿勢や表情、身体の運動、声や呼吸、食べることや
睡眠のことである。たとえば、大きく深呼吸するだけで簡単に心の状態
は変わる。
「ことば」には、何気なく使う表現や頭の中に流れる言葉が含まれる。
これらの言葉に気をつけて、マイナスの表現をプラスの表現に変えて
いくようにすると「心のスイッチ」は入りやすくなる。
「いしき」には、想い出すだけでワクワクする過去の旅行に意識を
向けるようにするといった方法がある。普段から何に意識を向けるか
気をつけるようにするとよいそうだ(何が見える?何が聞こえる?何
を感じる?)
イチロー選手は、3打席連続三振したあとの4打席目の打率はむちゃくちゃ高いそうだ。
普通なら、また打てないんじゃないだろうかと弱気になるところだが、イチローは4打席も今日初めて打席が回ってきたつもりで打席に立つそうだ。
つまり毎打席、心の状態をリセットしている。
著者の平本氏は、震災で両親を亡くし、自分の人生を変えようと渡米しカウンセリングを勉強することになった。ところが英語が通じず苦労する。600時間、英語でカウンセリングの実習を積まなければならず、図書館で借りたリストをもとに、片っ端から開業医に電話でお願いする。
「ハロー」「何ですか?」「インターンを・・」「いったいなんですか?」「インターンをやりたい・・・」「そんなの募集していない!」ガチャッ
このままでは1年留年しないといけない。
心のスイッチを入れることにする。
英語は今さらどうにもならない。
知識として「知ってる」ことを「やってること」に変える。
グーッと胸を開いて、背伸びをして深呼吸。上を向いてニコッと笑顔。
声くらいは大きくと受話器に「ハロー!」
「ハロー!」「何ですか?」さらに大きな声で「インターンに応募したいのですが!」「どうしました?」「インターンに応募したいので、来週の月曜日か火曜日に面接をお願いします」「OK、じゃあ、月曜日の午後1時に来て」
リセットするためには「からだ・ことば・いしき」を変えて心の状態を変えなければならない。望みの結果を得られるまではこれを何度も繰り返そう。
頭の中で様々なことに思いをめぐらすとき、心のなかで「問いかけ」と「答え」の応答になっていることが多い。
月曜日に会社に着いたら、朝から会議だと上司が言う。
「どうして、こんな朝早くから会議するんだろう?」
「こんな時間に会議する必要あるの?」
もうそろそろ切り上げて帰ろうとしていたら上司がまた会議だという。
「どうして、こんな時間から会議するんだ」
これらは、会議はつまらないという前提が潜んでいる。
会議が始まっても、
「早く終わらないかな」
「また始まったよ。部長の長い話・・」
となる。
前提を変える必要がある。
そのためには問いかけを次のようにする。
「どうしたら会議が生産的になるんだろう?」
「どうしたら、みんなの意見を引き出し、しかも結論まで出せるだろう?」
質問を変えることで、思考も変わる。
どうしても心が波にのれないときは、
「おもしろい顔は誰だろう?」
書類から顔が上がり、少なくとも、意識はポジティブに傾くはずだ。 |
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